光の射す方へ




「歩太、あのね?

私、赤ちゃんが出来たの!!」



私は、歩太の手を握りしめると、満面の笑みで伝えた。



歩太は、私が想像した以上にビックリした顔をしている。


そんな歩太の頭を撫でながら、私はもう1度、歩太に嬉しい報告をした。



「あゆ〜?赤ちゃんだよ!歩太の赤ちゃんだよ!!」




歩太は、まだ、私が言った事を理解出来ていない様で、ぼーっとした顔をしている。



もう1度、言おうと私が口を開いた時、




私は、言葉を失った・・・





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