光の射す方へ




「歩太!会いたかったっ!ずっとずっと、会いたかった!」


歩太はもう一度、抱きしめてくれた。




そして、

「結婚しよう。」



そう言ってくれたんだ・・・




私は、溢れ出す涙で、歩太の顔がよく見えないよ・・・。




「歩太、キスは?」



歩太は、そっとキスをしてくれた。



「もう、絶対離さないから。一緒に帰ろう?」



私は、何度も何度も、大きく首を、縦に振った。



「歩太、愛してる。

もう、離れ離れは嫌だよっ!


もう、離れないからっ!」




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