光の射す方へ
歩太は、振り返ると圭太の事を見た。
「リカちゃんが、お前みたいな暗いヤツ、本気で相手にすると思ってんの?
いい加減、気付けよっ!」
冷たい、低い声で圭太は、歩太に
言い放つ。
「お前に、関係ねぇだろ?」
歩太が初めて、反論した・・・。
「はははっ!お前、必要ねぇの!いらないのっ!分かるっ?」
圭太は、歩太に、トドメの一言を言った・・・。
その言葉を聞いた、歩太の目から、力が抜けた・・・。
そして、ゆっくり部屋を出て行った。
.