光の射す方へ



今日も、私は『海賊』で、オープン、ラストの長い勤務。



歩太は、前半勤務を終えて、帰る準備をしている。


そんな歩太に、そっと近づき、声をかける。



「歩太、もう帰っちゃうの〜?さみし〜よ〜」



「頑張れよ。」




毎日、こんな僅かなやりとりが、今の私の幸せ。




歩太が帰った後は、時間が経つのが、たまらなく長く感じてしまう。




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