地球の三角、宇宙の四角。
「ここでなんか来ると、かわしきれないな」

薄暗い高架道路の測道。このまま進むと川沿いの道まで出る。出るんだけど、ぐーとカーブしていて見通しは最悪のまま結構長い。合流してしまえばと思ってるとトラックが出てくるイメージ。

ああ、ぐしゃぐしゃになるなと思ってると。エバンゲリロンのナビが喋る『スピード出していいことなんかひとつもないんだからねッ!』

iphoneもしゃべる。「大丈夫、このまま直進」

「はぁ?」

身を乗り出してiphoneをのぞき、まぁ、どうでもいいやと加速させると前から、クラクションの音、トラックの顔面。



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