地球の三角、宇宙の四角。

たとえば、生死を彷徨うようなバイクや自動車の事故を経験した人は、その直前のシーンがスローモーションに見えたり感じたと言う。

この現象は時間というものに対して、人間が抵抗しうるということの証明。

人間を地面に引き寄せるチカラに対して抵抗出来るように、時間に対しても同じ。思いこみが時として可能性を小さくまとめる。

ただ、問題は平行世界という概念。パラレルワールドとかワールドライン。宇宙そのものがひとつではなくて、想像も付かないぐらいの数がほぼ同時に生まれたのではないか？　というところまで２０３５年の科学は突き止めたんだけど、次元という根本的な考え方が想像力の枷となって邪魔をして、感覚にブレーキをかける。

見えないモノ、感じることが出来ないモノ、理解できないモノ、想像も及ばないモノに対しては1980年代の超弦理論から２０３５年まで全く進歩がない。人類の限界と決めつけたのだろうか？　地球が丸いことも、重力の存在も、電気や電波、電磁波という目に見えないモノを受け入れる人類が？　さらには、モノを形成する一番小さな単位は存在したりしなかったりを繰り返すということまで観測できた人類に限界なんてあると思うかい？ 限界なんて無い。

２０世紀の人類最大の大天才アインシュタインが３０年かけて完成できなかった重力と電磁気力を統合する統一場理論。多くの人は人類の限界を思い知った。だけど統一場理論を完成させるような人外の天才が日本に現れたんだ。幸村総一郎。知ってるよね？