放課後の生徒会室。
先輩は答えてくれた。


時『1年前のあの日、俺は生徒会の仕事でたまたま生徒会の仕事で体育館裏に居たんだ。

本当はその用事を済ませてさっさと体育館裏から立ち去るはずだったんだ。

だけど帰ろうとした時、どこからともなく泣き声が聞こえてきたんだ。

本当はそこで聞かなかったことにして帰ろうとしたんだが、何故か帰ろうって言う気分になれなくて

泣き声の主を探し始めたんだ。

そして探し当てた時、お前が泣いていたんだ。

その時は何も思わなかった。

だけど何日かして廊下でお前とすれ違ったんだ。

その時お前は、相手に悲しんでることがバレないように必死に笑ってた。目元は赤く腫れてるのに…

その時から俺は、お前を探してたんだ』



私を探していた……?


千『それってどういう…』



その時だった。
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