星降る夜に
辺りは真っ暗になり、街灯と月の
明かりだけになった。

私はただ一人、ベンチに座って
星を探していた。



「星・・・んー・・・」



だが、さっきまで雲一つなかった空に
運悪く雲が覆って、星が見えなくなってしまった。




「・・・今日も諦めるか」



私はため息をつき、立ち上がって
来た道を戻ろうとした瞬間。


星を見上げると、なぜか
さっきまであった雲が嘘のように無くなり、
小さく輝いている星が見えたのだ。




「えっ・・・」




しかも、星が流れ星のように
次へ次へと降っているのだ。

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