星降る夜に
私は叶うはずもない願いを言った。

みんなを助けてよ…。


ボロボロと落ちる涙を無視して
空を見上げた。

星はこんなにも輝いてるのに
私の周りは暗くて闇に囲まれていた。




「やっぱり、噂なんだね…」




私は自分の家に帰ろうとした。



「おい。小娘」



「え…」



後ろから低い声が聞こえた。

後ろを振り返ると、
1人の男が立っていた。

暗くてよく見えないが悪い人では
なさそうと勘で分かった。
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