年下男子の甘い誘惑
「美咲さんて、彼氏いないんですか?」
「彼氏は…
仕事よ」
仕事、仕事の毎日に最近は恋もご無沙汰だ。
「仕事が恋人じゃ寂しくありません?」
新人くんは嫌みな事をさらりと言ってくる。
……可愛いと思った私が馬鹿だった。
溜め息を漏らして、資料を開こうとしたら、
「!!」
急に掴まれた腕。
「何するのよ!」
「美咲さんに触れたかったんです。
駄目ですか?」
新人くんの高めの声が私の心を揺さぶる。