宝物~my treasure~
タイトル未編集
白鬼院学園 〈唯華side〉
あたしが通う学校は、ど田舎で。
でもど田舎って事をバカにしちゃいけない。
田んぼ道の真ん中に、完全場違いの建物。
シャンデリアに赤い絨毯に広い庭園の中に噴水。
誰もが羨ましがる学校は、あたしのちょうど家の近くで。
でもそんな豪華な学校には、関西NO.1の族の総長が
いるという噂で。
「・・・・・・そんなの噂だからねぇ~。
まぁ胸はっていってらっしゃい!!」
プーッ、プーッ、プーッ、プーッ・・・・・・
「こいつ切りやがった!!!」
チクショー!!
あたしはそう叫ぶと、思いっきりベッドに投げつけた。
携帯から聞こえていたのんきな声は
あたしの親友の朝倉佑菜。
佑菜は東京の有名高校に行ったから関係ないだろうけど…
あたしは来週から地獄に…((泣
そんな事を考えながら、あたしは眠りについた。
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