初恋 ~幼馴染みへの恋~
第一章
久しぶり ~side. 悠~
「ただいま。」
「あっ悠!おかえり~!
ちょっとおいで~!!!」
リビングからお母さんの声が聞こえた
珍しいなぁ~…
と思いながら
「鞄置いたら行く。」と返事した。
「はーい。」
私は自分の部屋に上がる
そして、鞄を置いて着替えるとリビングに行った
「お母さん、なに?」
「この人、覚えてる??」
お母さんがソファに座ってる女の人と私と同年代くらいの男の子を指差した
「悠やん!久しぶりやなぁ!!」
そう言ってソファに座っていた男の子が私に近づいた
「もしかして…流樹くん?」
「覚えとってくれたか!!」
流樹くんは笑って言った
流樹くんとは、五歳の頃まで隣に住んでいたいわゆる"幼馴染み"
五歳の頃にお父さんの仕事の事情で大阪に行っちゃったんだけどね。
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