初恋 ~幼馴染みへの恋~
「ってぇ~……」
「なにやってるんかなぁ?」
独特のイントネーションと声に私がそっと目を開くと、そこには流樹くんが居た。
「あ?なんだテメェ」
「人のモンに手ぇ出してええとか思ってるん?お前等。」
と言って流樹くんが私の肩に手を回して私を引き寄せた
「あ?ウソつくなよ。」
「へぇ?嘘やと思うんや?なんやったらここでこの子とキスしたるけど?」
自分の顔が赤くなるのが分かる
そんな私を差し置いて、流樹くんの顔が近づいてくる
「チッ…マジかよ…行くぞ」
「おぅ…」
大学生が海岸に向かっていった。
「しつこい奴等やったなぁ~」
流樹くんが顔を離して言った
「ありがと。」
「ええねん。ってゆうかいけるか?」
「うん。大丈夫。」
「そっか。
とりあえず、海岸上がるか…」
流樹くんが私の腕を引っ張ってくれた。
ドク ドク ドク…
脈が早くなる。
自然と涙が溢れ出る。
「って!悠!?」
私が泣いてるのを見て、オドオドする流樹くん。
とりあえず、海岸の中でも人の少ないところに行った