初恋 ~幼馴染みへの恋~
『次は、一年、如月 悠さんですっ!』
「あ、悠の番や…」
悠が体育館の舞台に上がる
男がメッチャッテンションを上げる
「よゆーで一位やな。」
渓斗が言う
「せやな。」
『如月 悠です。
よろしくお願いします。』
短…っ!
「悠ちゃん、よゆーやな。」
「緊張はとれたみたいやな。」
悠と俺の目が合って、悠はニコッと笑った
んなぁ…!
反則!可愛すぎるやろ!
さっきの緊張どこいってん!
「流樹、良かったなぁ」
悠を愛しそうな目で見る渓斗を見てたら後ろめたさが出てきた
「渓斗、ごめんな。」
「なに言ってんねん。
俺、まだ悠ちゃんの事、好きやで?
でもな、悠ちゃんの幸せが俺にとっても一番の幸せやねん。
そやから謝るな。気色悪いし。」
「おい!最後何て言った!?
変なとこで毒吐くな!」
「えーの。」
渓斗、本間にありがとう。
俺と悠が付き合えてるんは渓斗のお蔭やで。
そう、心の中で呟いた