初恋 ~幼馴染みへの恋~
**放課後**


「ここが視聴覚室。

これで終わりね。」


学校案内終了しました

「普通にでかいな。」


「まぁ、中学校だし…。」


「せやな。」


「流樹くん、最後にもう1つだけあるからついてきて?」


「りょーかい。」


連れていかれたのは屋上階段。


「ここ開くん?」


俺の目の前には錆びまくりのデッカイ扉


「うん。

皆開かないと思ってるみたいなんだけど…」


悠がカチャカチャとドアノブを回す


「ほら、開いた」


「この学校、屋上出てええん?」


「うん。

眺め、いいでしょ?」


「メッチャッ綺麗。」


海の向こうに夕日が沈みかけてる。

絵に書いたような風景。

俺と悠は日が暮れる直前まで夕日を眺めてた




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