初恋 ~幼馴染みへの恋~
第二章
近づく心 ~side. 悠~
ビーンポーン
家のインターホンが鳴った。
私は鞄を持って玄関に出た
ガチャッ
「悠、おはよー♪」
「おはよう。」
「学校行こか♪」
「流樹くんなんか機嫌いいね。」
「そーか?
そーでもあらへんけどなぁ…?」
と、言いながら頭を掻き回す
「そういえば、流樹くんって大阪の学校でクラブやってたの?」
「やってへんで。
大会の度に色んなクラブから助っ人は呼ばれたけど」
「運動できるんだ…」
「それしか出来ひんけどな♪
悠は…運動あかんかったっけ…?」
「あ…うん…。」
私は生まれつき心臓が弱いらしくて運動すると発作を起こしてしまうらしい。
それで体育は出たことがない。