初恋 ~幼馴染みへの恋~


家に着いてベッドに倒れ込んでいたら、


コンコン


窓をノックされた。


流樹くんだ…!


私はベッドから降りて窓からベランダに出る



私と流樹くんの部屋のベランダまでの距離は1メートル程。



毎日、ベランダに出て話す。


「悠、英語、教えてくれへん?」


「いいよ?」


「ほな行く。」

そう言って流樹くんが私の部屋のベランダに来た。


いつもこうして、お互いの部屋を行き来する。



「──で…de動詞は───……」


説明し終わり、流樹くんが早速、問題に取りかかる。


「合ってる?」


「うん。」


「やっと宿題終わった~」

流樹くんが伸びした。


「今日、課題多かったもんね。」


「本間、あの腐れセンコーめ…」


その後、他愛もない話をして夜ご飯の時間にはベランダを伝って帰っていった。




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