初恋 ~幼馴染みへの恋~
「寒い……。」
学校に着いて、悠が雪で冷たくなったマフラーを取る
「マフラーめっちゃっ濡れてるやん(笑)」
「昼までに乾くかな?」
と言いながら悠が肩に積もった雪を払う
俺は悠の頭に積もった雪を払う。
「ありがと。」
悠が少し笑って言った
「悠、願書持ってきた?」
「うん。」
「結局、青蘭なん?」
「うん。」
「ほんなら一緒やな。」
悠と同じ高校か…。
嬉しい。
「流樹くんと高校も一緒なんだ…嬉しい。」
悠、素直すぎ。
あんま喜ばせんといて。本間に。
恋愛感情じゃないって分かってる。
やから、あんまり、期待させんといて…?