初恋 ~幼馴染みへの恋~
「なんで…って…
そんなの、悠が学年トップの成績とったからに決まってんじゃん!」
「…目立つの苦手なのに…」
「まぁ、しゃーないし、頑張ってみぃ?」
『あー…あー…、皆さん、初めまして!
生徒会長の角谷 潤(カトヤ ジュン)です!
誰か、今すぐ、学年一頭のいい如月 悠さんをここに連れてきてください!』
悠の顔が真っ青になる。
「悠、あのバカ。殺りに行くわよ。」
「俺も手伝う。」
俺と上原が悠を連れて中庭の舞台に行く。
「あ、悠ちゃん来た♪」
生徒会長はどうやらチャラ男らしい。
「……生徒会長さん。放送で流さないで下さい。」
「えー?でもさー?
あの人数から悠ちゃん一人を探しあてるって…無理でしょ?」
「あと、名前呼びやめてください。」
「やだー♪
ってゆうか学年一の秀才って言うから勉強大好きのダッサイ女かと思ってたけど…スッげー可愛いじゃん!」
コイツっ!殺る。絶対殺る。
俺の頭にフツフツと殺意が沸き上がる