初恋 ～幼馴染みへの恋～

「それ、多分、俺やで？

真田は合ってんねんけどな、

『りゅうき』やなくて『るき』って読むねんコレ。」


「え？まさかのイケメン君？

俺やだ…」


「俺も嫌や。」


「つーかさ。

なんで真田タメ語？

俺先輩なんだけど？」


「会長がアホすぎて敬語使う気になれませんでした。」


「そこは言っちゃダメだわ…

つーか。ほんとに、ハルちゃん脱いでよ。」


「嫌です。」


「脱がしてあげよっか？」


「嫌です。」


「ハルちゃんツレネー…。

俺、せーっかくハルちゃん気に入ったのにぃ～」


「気に入られなくて結構です。」


「わー…毒舌～…」


「まぁ、そういうことなんで帰ります。

さよーなら。」


「え？ちょっ！生徒会役員この後生徒会室だから！」


めんどくさ…。