初恋 ~幼馴染みへの恋~
「流樹くん、おはよう。」
「おはよー。」
やばい。悠メッチャッ可愛い。
高校の制服メッチャッ似合ってる。
赤のリボンにクリーム色のカーディガン、黒いブレザー、赤のチェックのスカート。
中学と違って高校のスカートって短めやし。
可愛すぎる。
コレ凶器や。
「ほな、行こか」
「うん。」
悠が俺の横を歩く。
茶色の綺麗な長い髪が、まだヒンヤリとした風に弄ばれる
その風に乗ってふわりと悠の爽やかな香水の匂いがする。
高校は中学とは反対側にあって徒歩一時間ぐらい。
電車ってゆう手段もあるけど、電車は人でいっぱいになるから好きじゃない。
学校の門をくぐったら、
「あの人かっこいい~!」
「隣に居る子誰~?」
「あの人と同じクラスかな~?」
とか言い出した。
男は男で、悠の噂をし始める。
悠はそんなん気にも止めてない