初恋 ～幼馴染みへの恋～

生徒会室に入ってきたのは、いかにもって感じのチャラ男。


あれ？なんかコイツ、見たことあるよーな………


「け…渓斗(ｹｲﾄ)ッ!?」


「え…流樹がなんでここに居んねん…」


「転校してきたん？」


「そーやで。

親父が急に転勤するとか言い出しよったから…」


「ほんなら俺と一緒やな～♪」


「…流樹くん…？この人と面識あるの？」

悠が俺の横で呟いた


「あぁ、俺、大阪から転校してきたやん？

まぁ、それで大阪の時、同じ中学で仲良かってん。」


「流樹…誰？その可愛い子…」

渓斗が俺に聞いてきた


「如月 悠、俺の幼馴染みや。」


「っ～ヤベェ…」


「渓斗？どしたん？」


「後で話す…」


…まさか……。


「なーんだ♪面識あったのか♪

じゃ、俺いらないな。ハルちゃん一緒にどっか行こーよ？」


「嫌です。」


悠と会長は相変わらず。