初恋 ~幼馴染みへの恋~

悠が俺をジーっと見る


「なんや?」


「流樹くん、煙草とかは吸ってないよね?」


「んー…まぁ、吸ってへんな。」


「良かったぁ~…」

悠が本気で安心してる

「なんでや?」


「…煙草…吸ったら体に悪いし…。」


「…悠ちゃんは、不良、嫌いやないん?」

渓斗がいった


「嫌いじゃないよ?

不良の人達って普通に優しいし…」


「流樹の考えすぎ、みたいやな。」


「そーらしいな。」


悠は不思議そうに俺を見てる


「悠は分からへんくてええねんで。」


むしろ知られたら困るし。


変に俺の想い知られて気まずくなるのは嫌や。


悠との関係を壊したくないから…



< 70 / 128 >

この作品をシェア

pagetop