初恋 ~幼馴染みへの恋~
ガラッ
生徒会室の扉が開いた
「こんにちわ~…ってあれ?
悠ちゃんと、るーくんと…転入生の子かぁ…。
珍しいね?るーくん達のが早いなんて。
まぁ、授業中に呼び出されたんだから当たり前かっ♪」
「「こんにちは。」」
入ってきたのは言うまでもないけど、菜野果先輩。
相変わらず元気な人やなぁ~…。
「えと、確か転入生くんは渓くんだったよね??」
「そうやで。
ってゆうか、いきなりアダ名?」
「菜野果先輩はこーゆー人やねん。」
「そーだよ♪
るーくん、よく分かってんじゃんっ♪」
菜野果先輩って上級生に見えへん…
「あれ?森永先輩は?」
悠が言った
「あぁ、泰斗なら現国の資料がどうとか言って資料室行ったよ♪
私はそーゆーのついていったところで資料グチャグチャにしちゃうからついて行かないんだ~♪」
うん。なんか予想つくわ…。
「おもろい先輩やな…」
渓斗が呟いた
俺は心ん中で同意した。