初恋 ~幼馴染みへの恋~
「流樹くん、今日2時に生徒会室集合だって」
「りょーかい。
あ、あと、渓斗なん組に転入してきたか分かる?」
「確か四組だったと思う…」
「隣やん。」
「流樹くん知らなかったんだね。」
「どーでもええからな。」
って言ったら
「そっか」って言ってクスッて笑った。
可愛ええ…。
その後、俺も家に帰った
母さんに悠ちゃん寂しがってた?って聞かれた。
「んー…まぁ。」
「そっか…。
澪ちゃんの仕事が忙しいのは知ってるんだけどやっぱり悠ちゃんが不憫よね…」
「おばさん仕事落ち着かへんしなぁ…」
「澪ちゃんここ20年くらいずっと忙しいみたいだしね…」
「やな。
悠の誕生日、ここ10年間一回も祝えてないんやろ?」
「そうみたいね…」
「今年こそ、いけたらええのにな…」
「まぁ、私達が言ったところでどうともならないか…。
流樹、今日学校でしょ?用意しなさいよ?」
「知ってる。」って言って用意を始めた