初恋 ~幼馴染みへの恋~
「あっそだ!
泰斗のちっさい頃の写真見る??
泰斗ね、昔、女の子みたいだったんだよ??」
「なんか…それは見てみたいかも…」
「じゃあ見してあげよう!」
と言って菜野果先輩が鞄をあさり始めた
「これこれ~♪」
菜野果先輩の鞄の中からちっさいフォトアルバムが出てきた
なんでこんなん持ち歩いてんねん…
そう思いながらもアルバムを開いた
「え?どれ?」
写真には四人の女?っぽいのが写ってた
多分、年は小三ぐらい。
「この子だよ♪」と言って菜野果先輩が指差したのは黒髪のショートの子
え~…女にしか見えへんねんけど…。
「女みたいでしょ?
これがさ~中学生あたりから男の子っぽくなっちゃってホントびっくり!」
菜野果先輩は嬉しそうに写真を見る
「さぁさぁ!
私は三人の内のどれでしょう!」
菜野果先輩がクイズを出してきた
…全然分からへん…。
「悠分かる?」って聞いたら「うん。」って言った
嘘やろ…?
どれや?