初恋 ~幼馴染みへの恋~
ガラッ
生徒会室の扉が開いた
「………菜野果…それ……っ」
森永先輩が声を震わせていう
「うん!アルバムだよ☆」
「なっ…まさか…俺のチビ時代の写真見せた…?」
森永先輩は明らかに動揺してる
「もっちろん☆」
「マジかよ……」
森永先輩の耳が赤くなってる
あー…昔話とかされるの苦手なんか…。
「つか、なんでんな物持ち歩いてんだよ…」
「んー…なんとなく?」
「俺はなんとなくで昔の恥ずい写真見られたのかよ…っ」
森永先輩ってこんな反応するんやなぁ~…
なんか秀才タイプで、何にも動じないってイメージやったから意外やなぁ…。
「ってゆうか森永先輩、地毛金髪やから黒に染めたん?」
「真田見たのかよ…。
あぁ、俺、地毛は金髪なんだよ。
んで中学の時ヤンキーにむちゃくちゃ目ぇつけられたから高校ではちゃんとしようって思って黒に染めたんだよ。
つか、真田と如月ってそれ地毛?
柳は染めたって言ってたけど…」
「地毛やで?」
「地毛で赤茶て…如月は…地毛か…染めるって柄じゃねーし。」
悠はコクりと頷いた