天の神様の言う通り、ここは素晴らしい学園ですっ
「んー、お色気作戦とかどーう?」Cがにこにこと笑みをうかべながら言う。
「あん?あいつ、猿以下なのに人間識別出来んの?」
「猿イカ?美味しいのそれ」
「こいつ脳味噌、かに味噌」
「蟹に失礼だろ」
「一緒にお茶どう?でイチコロだろ。な?」
龍太郎酷い言われ様である。そして同性であることを忘れている三人組もバカである。ツッコミがいないボケというのも辛いものだ。
「寝起きにこっそり猫耳ってのもおー、おもしろそうだねえ。寝起きドッキリだねえ」
「え、お色気作戦は?」
「Cに何かを求めるな。奴は記憶力がない」
「猿イカだもんな」
「以下、だ」
「あ、電話鳴るよ。後五秒で」
CがAの胸ポケットを見つめる。五秒後、まるまるもりもりーというのんびりとした着信音が確かに鳴り響いた。いつの間に宇宙人とだけじゃなく電波とも交信出来るようになったんだ!と自分の子供が百点を取った父親の如き反応をみせるBは置いといて、Aがケータイの画面を見つめる。