釘バットと秘密のラブコール


ドスン!

「い……っ!!」


地面に叩きつけられて背中に激痛が走る。

つーかお前、素振りしたんだから釘バット使ってやれよ!

使われたらひとたまりもなかったけど!


「滅びろ、変態ナルシスト!」


そう叫んで真上から満足げな顔で俺を見下ろす彼女に、俺はため息をつきながら。


「スカートの下にジャージは邪道だろ…」


次の瞬間彼女に蹴り上げられたのは言うまでもなく。


こいつに甘いセリフや女らしさを求めるのは、まだまだ先のようだ。



HAPPY END…?


< 23 / 24 >

この作品をシェア

pagetop