私の隣
ある日の昼間にいきなり扉があいた。
昼間はみんな学校やら仕事やらで病室の扉が開くことは食事の時間と検診の時だけ。
だからいきなり扉が開いたことに俺はかなり驚きながらもお客様を見る。
「優ちゃん……」
突然のお客様は小学校帰りだと思われる優ちゃんだった。
「譲ちゃーに話があるのっ」
「何?」
「早く憂ねぇのこと思い出してあげて?
いっつも夜になったら泣いてるの。
譲ぅって言って泣いてるの。
優は憂ねぇが笑ってるお顔が好き。
だからお願い。
憂ねぇのこと思い出してあげて…?」
優ちゃんは言いたいことだけ言ってすぐに病室をでていった。
昼間はみんな学校やら仕事やらで病室の扉が開くことは食事の時間と検診の時だけ。
だからいきなり扉が開いたことに俺はかなり驚きながらもお客様を見る。
「優ちゃん……」
突然のお客様は小学校帰りだと思われる優ちゃんだった。
「譲ちゃーに話があるのっ」
「何?」
「早く憂ねぇのこと思い出してあげて?
いっつも夜になったら泣いてるの。
譲ぅって言って泣いてるの。
優は憂ねぇが笑ってるお顔が好き。
だからお願い。
憂ねぇのこと思い出してあげて…?」
優ちゃんは言いたいことだけ言ってすぐに病室をでていった。