私の隣
「あーちゃんは何をあげたいの?」


「俺的には蜜に指輪を…とか思ってたり?」


疑問系かよ…!


大体そう思ってるなら思うがまま行動してみればいいのに。



「じゃあそうしなよ。
 蜜華も喜ぶと思うよ。」


いや思うじゃなくて絶対喜ぶ。


だって指輪欲しいとか言ってたし。


でもあーちゃんには言ってやんないもんね−!


ちょっと意地悪したい気分だから。



「そっか!
 じゃあ今から選んでくる!!」


あーちゃんは『ありがとな!』って言って私の家をあとにした。


ふと空を見上げると星が綺麗に輝いていた。


真っ黒で悲しくなるような空は小さな星たちをちりばめて静かに私の心をあたためた。
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