私の隣
「憂様ご機嫌うるわしゅうございますかぁ?」


後方から聞き慣れた声に……変な言葉使い。



「蜜華…
 こういうところで喋らない方がいいかもよ。」


「なんてこというのよ!
 折角来てあげたのに−っ!」


呆れ顔で後ろを振り返ると綺麗にドレスアップした蜜華が1人。


……本当に1人で来たんだ。



「蜜…」


「お久しぶりですわね憂さん。」


私の言葉を遮ったのは…



「恵子叔母様…。」


私を嫌う親戚の叔母さんだった。


私は引き攣った笑顔を見せるわけにもいかず笑顔で叔母さんと接するが蜜華は敵意剥き出し。

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