私の隣
話し終わった俺はふと気付く。


視界がぼやけていることに。


瞬きをすると一筋の涙が頬を滑り落ちていった。


そんな俺を見た昌はフッと笑い『お前って憂姫がいないと生きていけないんじゃないのか?』と言った。


本当にそうなのかもしれない。


現に今俺は何かをしようだなんて思えない。


これから色々したいことがあったハズなのに今は何もかもどうでもいい。



…あぁ。


俺憂がいなくちゃ何もできないんだ。



情けない……


< 187 / 330 >

この作品をシェア

pagetop