私の隣
「お前最低だよ。
 憂姫のどこをどうみたらそんな事が言えるんだ…?
 憂姫…教室で泣いてたのはこの言葉のせいか。」


最後は小声だったけど俺ははっきりと聞きとった。



「泣いてた…?」


「あぁ。
 蜜に飛び付いてわんわん泣いてた。
 お前のせいだ。」


泣かせたのは俺…。


俺のせいなんだ。


うなだれている俺を置いて昌は屋上を去っていった。


最後に屋上の扉を開けたとき言われた。



「好きな人の事を第一に考えてるのは譲だけじゃない。
 相手だって同じなんだよ。
 気持ちは与えた分相手もくれるんだ。」


っと……。


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