私の隣
そんな雰囲気は教室に行っても変わらなかった。


私のクラスの人たち以外は。



「憂ちゃんこれ使って?」


そう言って手渡してくれたのは濡れタオル。


目が腫れているからだ。


蜜華も渡されていた。



「あの噂信じてないから!
 それにうちらは2人の味方やけん!!」


「何かあったら言ってね?
 私らが力になるしさ!」


クラスの皆だけはいつも通りに接してくれた。


まぁ多少過保護気味だったけど…。


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