私の隣
「あ−!
 譲ちゃあだ!!
 お熱大丈夫−?」


帰ってきたのはジュースを持った昌と優。


昌が俺に近づき『お前がいなくなった事は風邪のせいだって言ってあるんだ。話合わせろよ。』と小声で教えてくれた。



「もう大丈夫だよ。
 心配かけてごめんな?」


俺が謝ると優は首を横にふり『譲ちゃあのジュース買ってくる!』と言いまた病室を出ていった。



「昌,蜜華…
 迷惑かけてすまなかった!」


俺は今がチャンスだと思い2人に謝った。



「別に迷惑はかかってねぇよ。
 心配しただけ。」


「今度からいなくなるときは1言いってからにしてよっ!」


昌と蜜華は笑顔で俺に接してくれた。


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