私の隣
「んじゃ病院行こうぜ!」


俺たちは慣れ親しんだ学校に別れを告げ病院に向かった。


病室に着くなり蜜華は憂にべったり。


さっきまでは昌の手を握っていたのにもう憂の手を握っている。


昌はどこと無く悲しそう。


そんな昌を見てみぬフリをして俺は憂の左手を握った。


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