私の隣
画面に映ったのは俺の母親に千和ママ。



「今蜜華と昌に婚姻届けをそっちに持っていくように言ったから。
 書いてこっちに持ってきな。
 以上!」


言いたいことだけ言って切りやがった。



「憂!
 結婚するんだって?
 この馬鹿と。」


「憂姫婚姻届け持ってきたけど…
 本当に譲みたいなのでいいの?」


こいつら…。



「いいもなにも譲じゃなきゃ嫌だもん!」


俺今憂にすごいこと言ってもらえたよな…?


録音しとけばよかった。



「憂がいいならね。
 それより早く書いて!
 パーティの準備出来たってさ。」

蜜華に急かされて俺と憂は書けるところは全部書いて憂の家に向かった。


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