私と彼とその彼女
はぁ・・・
ケーキ屋に着いたけど私のテンションは↓
でも、楓に心配をさせないようにいつもの私でいるつもり・・・
だけど、楓にはテンションが↓なのがばればれだった。
「ねぇ、本当に大丈夫なの?」
楓が言った。
「大丈夫!大丈夫!」
そう、私は言った。
「なんで、そんなに無理するの?私達、親友でしょ?」
「うん」
「じゃあ、千春の今の心の中で思っている事を全部、私に言って?」
「え?」
「大丈夫。ぜ~んぶ聞いてあげるから!」
私は楓のやさしさに今まで我慢していた、涙があふれた。
「あ、ありがとう」
「いえいえ。じゃあ、話して?ゆっくりでいいから」
「う、うん・・・」
私は楓に話し始めた。
「あ、あのね。な、夏樹君の彼女をね、初めて見てね」
「うん」
「写真よりも綺麗くってかわいかった」
「うん」
「でね、夏樹君のね、顔をね見たらね」
「うん」
「私と話なす時の笑顔よりも彼女と話している時のほうが楽しそうだった」
「うん」
「それで、私、私・・・」
「うん」
「夏樹君の彼女になれないんだ、って思った」
「うん」
「で、気ずいたら泣いてた」
「うん。わかった。もう、しゃべる事ない?」
「うん」
「あのね、千春は夏樹君の事がすっごく好きなのがわかった」
「ほんとに?」
「うん^^でもね、まだ、夏樹君の彼女になれないってきまったわけじゃないよ」
「え?」
「ちゃんと、夏樹君に告ってからじゃないとわからないよ」
「でも・・・」
「でもじゃない。生成、堂々と告って、それで振られたら、夏樹君の彼女になれないと思ってもいい。けど、告ってもないのに彼女になれないとかいったら、千春は負けだよ」
「う、うん」
「だから、頑張って夏樹君の彼女に夏樹君が好きなんですって言いな」
「えっ!?でも、急にそんな事言われても・・・」
「いや!千春はできるよ」
「じゃあ、どうやって言うの?」
「来週の夏祭りの時、多分、夏樹君は彼女とくると思うから、その時に」
「どうやってその彼女を呼びだすの?」
「まぁ、任せといて!」
「あ、う、うん!」
「じゃあ、帰ろっか!」
「うん!」
私達はケーキ屋ですごく語り合っていた。
で、私は来週、夏樹君の彼女に夏樹君が好きって言う事になった。
< 35 / 71 >

この作品をシェア

pagetop