私と彼とその彼女
夏樹君だ。
来てたんだ。
待たせちゃってゴメンね・・・。
「あ・・・」
目、合っちゃった。
なんか、やっぱり気まずい・・・。
「千春・・・」
「な、何?」
「いやっ!こっち座れよ」
「う、うん」
いつでも夏樹君は優しんだね。
「千春。前はいきなり・・・、き、キスしてゴメン」
「私こそ夏樹君に当たったりしてゴメン」
「俺、麗香と別れたんだ」
知ってる・・・。
「で、麗香に言われた。夏樹はまだ、自分の気持ちに気づいてないんだよって」
「そんな事、言われたんだ・・・」
「うん。言われてから気づいた。俺は千春の事が好きだったって」
「えっ・・・??」
「だから、俺と付き合ってくれませんか?」
「はいっ!こんな私だけど」
「こんなが良いんだよ」
「ハハッ^^じゃあ、私からも言わせて?」
「え??」
「私も夏樹君だ好きだよ」
「その顔、反則」
「反則って?」
<チュッ>
「だから、可愛すぎなんだよ」
顔が赤くなるのが分かる。
「もうっ!!」


こうして、私達は今日、付き合ったのだ。
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