恋 色 模 様



だけど…何も変わんなくて今に至る、と。



どうしたらいいのかな…?



「羽衣?」


「あっ…美里?どうかした?」



そういえば今は美里と一緒だったんだ…忘れてたよ。



「いや、様子おかしいからそろそろ呼び戻そうかと」



そう言ってフルーツオレを啜る美里に、何だか申し訳なくなった。いやフルーツオレ関係ないか。



「あ、どーも…」


「どうせ西原のことでしょ?」



そう言って美里はまたフルーツオレを啜る。何だか申し訳なくなった。



「まぁ今すぐ何か起こしたってあれだし…ゆっくり進めばいいんじゃない?」


「ゆっくり…?」



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