繋いだ手
『あっそ。また手のこんだもんを...』

「手作りの方がええやん。」

『なんで?』

「愛を感じるから!!」

『よー分からんけどすごいやんな。できてん?』

「うん。できてるよ♪」

『それ渡された中谷君も嬉しいだろね★』

「あったりまえやん。なんせ手作りだから♪」

嬉しそうに笑う玲。
こっちが嬉しくなるわ。
はっΣどの時計買お?



「これわ?」

『あー。あかん。それ使えへん。音ちっちゃすぎ。』

「じゃあこれは?」

『ああ。これええ。音もでかいし、なによりぶっ。かわええなあ。』

「ぶっ。かわいい。」

玲が見つけてくれたんは、ねこの時計。
じゃなくて、詳しく説明すると...
ねこの...ぶっ。
ねこの...花つき時計。

あたしと玲が笑てる理由は…このねこの時計があまりにも山本に合わないので、これで起こされる山本を想像したら笑てしまった。


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