繋いだ手
カリカリ。カリカリ。

それから休む暇なくシャペンを動かした。

「終わったぁ~。」

『あたしも~。』

同時に終わった。
丸写ししたし大丈夫。

時計を見れば午後7時を指していた。

それから食べ物注文して食べて帰った。


「お疲れー。じゃあまた明日。」

『ばいばい。』


山本と別れ、帰宅。

「有里。おかえり。終わったん?」

台所にいたおかんが話しかけてきた。

『うん。』

「ご飯どうする?」

『ああ。ええよ。食べてきた。』

「あそう。」

あたしはトコトコ階段を登って自分の部屋へ行った。


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