繋いだ手
二階へ上がってベッドへダイブ。

いっきに睡魔が襲ってきて寝てしまった。



――チュンチュン。

むくりと体を起こしてふと時計をみて血の気が引いた。

『ちっ遅刻やー!!』

急いで着替えて宿題とかかばんに放り込んだ。

『おかん!!!なんで起こしてくれんかったん!!!』

「ごめんな。おかんも寝坊。」

ごめんちゃうわー!!!

チャリかっとばして学校へ。

時計見たら8:50。
HRの時間や。

階段急いで上がって着いた。

ガラッ。

『ずっずみまぜん。ゼーゼー。じごぐじまじた。』

「神田遅い。今日から3学期やぞ。気を引き締めていけや。」

『すいません…。』

「ええからはよ席つけ。」

『はい…。』


「いいか今日から3学期や。いつまでも正月ボケしとらんように。誰かさんみたいに遅刻すんなや。」

ギョッ。
あたしのことやんか!!!

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