失くした何か
始まり


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―どうしてっ……!?ねぇ!!起きてよっ!!―


白い髪の少女は、地に倒れる自分よりも年下の、同じ白い髪の少女の手を握り、叫んでいた。




その時、倒れている少女は僅かな力で、そっと手を握り返した。




―大丈夫だから……ね…?―






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