桜が舞い散る
「じゃあ話すぞ。って言っても何から話せばいいか分かんねーから疑問に思ってる事を聞いてくれ。答えるから。」



「分かりました。
じゃあ聞きますね。結局鈴木あゆみは桜ちゃんに嫉妬して桜ちゃんを闇に落とそうとした。って事ですか?」



「まあそんな所だな。」



「そんな所だな。って他にも何かあるんですか?」



確かに最初は桜の綺麗さを妬んで闇に落とそうとした。だけど鈴木あゆみが妬み嫉妬したのはそれだけじゃない。



「鈴木あゆみはお前達《青龍》が好きだったんだよ。
鈴木あゆみは《青龍》の女。《青龍》の姫。って言う肩書きが欲しかった。
だけどその肩書きをまたしても桜に取られた。
そのせいで高校だけじゃなくて暴走族の世界でも桜の名前は有名になった。
自分にはない物を自分より有名な桜を鈴木あゆみは何よりも許せず嫉妬したんだ。」



そう鈴木あゆみにとって桜は一番のコンプレックスだったんだ。



「だけど俺達の姫は《冷姫》であって桜だけど桜じゃない。
鈴木あゆみは桜が《冷姫》だって知ってたって事ですか?」



小次郎が言った。まあそこに疑問持つよな。だけど相手は鈴木あゆみ何だよ。



「多分な。鈴木あゆみの事だ。桜の事を調べたり尾行でもしたんじゃないか?
それで桜が《冷姫》だって気付いて桜の人気を落とす為に高校の奴等に桜が《冷姫》だと言って桜の人気を落とした。
そして鈴木あゆみは、桜に何かを伝え闇に突き落とした。まあ何を言ったのかまでは分からないがな。」



そして俺は多分全てを話し終えた。



「そう言う事ですか。大体の事は分かりました。
じゃあ最後に桜ちゃんに聞きます。鈴木あゆみに何て言われたんですか?」





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