桜が舞い散る
「さすが俺の子だな。覚悟はあるんだな?俺が言うのも変だが会社はでかいぞ?それをお前は潰さずにしっかり経営が出来るか?」



そう笑顔で聞いて来た父さん。



その笑顔は全部気付いてるんだな。



「あ~ちゃんとある。でかいのも分かってる。だからNYに経済学を学びに行こうと思ってる。」



「そおか。分かった。いつから行く予定だ?」



「教師を夏休みに入るまで続けて
それから荷造りをして8月に行こうと思う。」



「そこまで決めてたんだな。お前の覚悟は分かった。
あっちでの生活の手配は俺がしとく。
お前は残りの教師生活を悔いが残らない様に精一杯やれ。」



「あ~ありがとう。父さん。」



今まで自分勝手に生きて来た俺を認めてくれたんだ。



やっぱり父さんと母さんはでかい。
だけどこれからは俺が父さんと母さんを守るから。



後少し我慢してくれよな。




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