桜が舞い散る
ふふ。



「有りますよ。
先生は私の全てを受け止めてくれた。
だから私も先生の全てを受け止める。」



「ハハッさすが楼真が惚れた女だ。
桜なら彼奴らも気に入るだろう。
何の心配も要らないな。」



「ふふ。ありがとうございます。理事長。
では私も帰りますね。
帰って先生からの連絡待ちます。」



「あ~また会おうな。桜」



「え~それでは失礼しました。」



そして私は理事長室を後にした。














「すまない。桜、
自分勝手な楼真を許してやってくれ、」



桜の涙に気付いていた理事長は出て行った桜に向かって小さく言った。






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