桜が舞い散る
今の私はタオルで自分の目を隠してるから皆の表情は見えない。



だけど驚いている事だけは分かる。



だって自分達の尊敬する先代がいきなり留学する何て言われて驚かない方が可笑しいでしょう?



だけど皆が皆なりに理解しようとしている。私もその中の一人。



だけど私は分かっているのに理解しようとしない理解したくない。と想っている只の我が儘な子どもだ。



しばらくして皆が理解した時、小次郎の腕に少し力が入った。そして「桜もっと泣け」って言われたんだ。



だけど私は首を横に振った。
だって私にはまだやることがあるから。




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