桜が舞い散る
「あら、まだいたの?」



お母さんが言う。



「今から出てくわ。今日は休みなの?」



「そうなのっ!5日振りの休み~」



嬉しそうに笑うお母さん。



「そう。体には気をつけてね?
でわごゆっくり。行って来ます。」



私はお母さん達に背を向け歩き出す。



「朝ご飯はちゃんと作っとくから~行ってらっしゃーい」



後ろからお母さんの声が聞こえた。



無視しようと思ったけど視線を感じたので私は振り返らず手だけを降る。



しばらくすると無くなった視線。



ふう。やっと解放された。



そんな事を思いながら私は夜の繁華街に向かった。








< 45 / 239 >

この作品をシェア

pagetop